子供の教育の目的 目指すべきゴール

子供の教育と言っても、内容が時期によって、右へ左へといっても仕方がない、

方向性、グランドデザインのようなものがあって、そこに行くためには、

何をしたらいいのか、考えるべきではないだろうかとずっと考えていた。

そこで、わからないなりに、様々な本を読み、自分が教育に関してどのように考えるかを書いてみた。

他の人によっては、違うだろうし、不明なところもあるだろう。

けれども自分ではこんな風に育てたいというのが長期的に明らかにできたのではないかと感じている。



子供の教育の目的 目指すべきゴール

 

①社会性のある人間を作る

→思いやりがある、責任感を持つ、自分の考えをまとめて、表現することができる

→趣味を通じて、豊かな人間関係を築ける。

 

②どこでも食べていける手段を身に着けさせる

→どんな新興国が追い上げてきても食べていける人。

→答えのない問いにチャレンジして、世界のどこでもやっていけるような人。

 

人間性があり、自分の力で食べていける人に育ってほしい。

 

親として思うのは、結局自分はどうだったのか振り返りも大事だろうと思う。

例えば私の場合は、美術やアートに関心を持ち、映画を見て、音楽を聴いた。

これらのアートと共に時間を過ごすことができたのはとても幸福なことだったと思う。

 

辛いとき、悲しいとき、寂しいとき、本や美術や、映画などがあったことで

どれだけ救われた思いがしたことか。どれだけの絶望から立ち直れたか。

読書や映画を見る習慣を身につけることは、人生ほとんどすべての不幸から避難所を作る事ができる。

 

だから自分の子供にも、多くの時間をアートや本や映画を見て過ごしてほしい。

詩や美、ロマンス、愛こそが我々の生きる糧なのだ、とは「今を生きる」のキーティング教授の言葉だけど、私も大いに同意する。

 

第一義として人はなぜ生きるのか?

生きる糧を失って生きることほど辛いことはない。

けれども、自分の力で食べていけることは、第二義において重要なことに間違いない。

医学や、法律や経営、工学の知識は生きるために社会から必要とされている、尊い仕事だ。

 

そのためには勉強も必要だろう。塾や受験なども必要だろうな事もあるだろう。

 

理想を掲げるならば、日本人としてアイデンティティ(日本人らしさ)

を維持させた上で、英語力や国際性を高めておいたほうが、

社会を生きていく上で、より生きやすいのだろう。

言うのは簡単だが、実践するのはかなり難しいと認識している。

実際、子供は親の思い通りにならないことは百も承知だ。

ただ、そういう努力をしたいと思っているし、そういう環境を与えてあげたいと思ってもいる。

 

だから教育方針としては、第一義、第二義であることを自覚しつつ私はこのように育てたい。