22世紀に連なる君へ
まずは生まれた子供に手紙を書いてみよう。
残念ながら名前はまだない。
さて21世紀へようこそ。
この美しくも儚い世界に君を歓迎しよう。
世の中には様々な願望を持つ人々がいて
毎日がオペラのように、悲劇や喜劇が演じられる。
あなたの物語はこれから。
私はあなたがどのように生きるのかに大変興味があるが
一方で人間の自由意志はどこまであるのだろうかと不安にも思っている。
つまりは、きっと思い通りにはならないだろうと思いつつも、
いろいろ試して見るつもりだ。
試した結果の答えに関しては、正直なところ、
結果を受け入れたいという覚悟らしきものはある。
特定の親の元に生まれるメリットとは、
その親の価値観や嗜好性などを身近に味わえることにあると考えているので、
十分に味わってほしい。
私は美しい世界が好きだし、君も君なりの美しさを見つけてほしい。
なんだか世界が愛おしくなったらそれはそれは素晴らしい事だと思う。
世界が君に微笑み浮かべるよう、祈りを捧げたい。